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日本におけるマスクメロンの歴史

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日本におけるマスクメロンの歴史

現在、静岡県で栽培されている温室メロンは、1895年にイギリスで宮廷園芸用に育成された「アールス・フェボリット」という品種です。1925年に日本に伝わりました。

「アールス・フェボリット」を作ったのは、イギリスのラドナー伯爵の農園長であったH.W.ワードという人物で、「アールス・フェボリット」の名前の由来は、伯爵の(Earl’s)お気に入り(favorite)であると伝えられています。

静岡県の生産者は、この品種を長い年月をかけて改良に改良を重ね、遠州地域の気候と日本人の好みに合うように芸術品とも呼ばれるメロンを作り上げていったのです。

この「アールス・フェボリット」の特徴のひとつは、美しい網目(ネット)です。均一に張り巡らされた網目は健康に生育した証でもあります。
更に、別名で「マスクメロン」と呼ばれている通り、じゃこう(musk)に似た芳醇な香りがあることももうひとつの特徴です。※(麝香)じゃこうとは、雄の麝香鹿から得られる分泌物を乾燥させた香料で、現在も香水の原料としても使用されています。

現在、「アールス・フェボリット」品種を作っているのは、世界中でも日本だけで、日本でもそのほとんどが静岡県で作られています。